DIALYSIS 人工透析
当院では、最新の透析管理システムを導入し、第一透析室35床、第二透析室27床の計62床ご用意しております。ベッドの間隔も大きくとり、隣の方を気にせずゆっくり透析を受けて頂けます。
人工透析(血液透析)を受けられる患者様には、長年の経験と豊富な知識を持った院長、および管理栄養士の免許を持つ医師を中心に、患者様個人の食生活に合わせた食事・栄養指導をはじめ、患者様の不安や悩みを軽減し、より快適に人工透析を行えるよう、スタッフ一同日々努力しております。
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第一透析室
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第二透析室
無料送迎サービス
人工透析(血液透析)を受けられる患者様には、無料の送迎サービスを行っております。
来院の難しい患者様も安心して通院して頂けるよう、まごころサービスを実施しております。
栄養指導について
- 食塩・水分を控えましょう
- 食塩や水分が体内にたまりすぎると、呼吸困難を起こします。また、1回の透析当たりの除去量を多くしなければならなくなる為、身体に無理がかかり、透析中の副作用(血圧低下、吐き気など)が起こりやすいのです。
- カリウムの摂りすぎに注意しましょう
- カリウムがたまりすぎると、不整脈を起こして心臓マヒになるので危険です。野菜や果物、100%果汁のジュース・野菜ジュース・いも類・豆類・海藻の摂取には制限が必要です。
- エネルギー・たんぱく質を適正にとりましょう
- たんぱく質は、炭水化物・脂質と並んで三大栄養素の1つで、大切な栄養素です。しかし、たんぱく質の摂りすぎは腎臓に負担をかけ、また、後にも述べますが、リンの摂りすぎにつながりますので注意が必要です。ここで注意して頂きたいのは、たんぱく質を控えるのと、カロリーを控えるのとは違うということです。
- リンの摂りすぎに注意しましょう
- リンの摂りすぎは、骨の病気(骨がもろくなる)や心筋梗塞などの心臓の血管の病気を引き起こします。リンは、たんぱく質に多く含まれます。魚介類や、肉類(特にレバー)、乳製品は摂りすぎないようにしましょう。
食塩・水分を控える為には食塩・水分を控える為には
- パン・めんよりもごはん中心に
- うどんを食べる時は、焼きうどんに
- 水分制限の厳しい時は、おもちに
- 同じ果物でもスイカ、もも、なし、みかん、ぶどうは水分が多いので注意
- ナッツは味付きでないものを
- 漬物は食べたくてもガマン
- はんぺん、かまぼこ、ハム、ベーコンは少しだけ
- 豆腐、牛乳は避ける
- ジュースは少しだけ
- バター、マーガリンは無塩の物にするか、植物油に変える
- マヨネーズ、ドレッシングは控えめに
カリウムを控えるには
- ゆでて、ゆで水は捨てる
- ゆでない時も、とにかく火を通す
- いも類は控えめに、食べる時は切り口を大きくしてたっぷりの水でゆでる
- 100%ジュースは飲まない
- 果物は少しだけ(みかんなら中1個、リンゴなら小1/2個)にして、バナナ、メロン、キウイは避ける
- ほうれん草、かぼちゃ、たけのこ、トマト、アボガドはできるだけ食べない
- 豆類を食べるなら、きな粉、納豆以外の加工食品を(例:油揚げ、がんもどき、ゆばなど)
- 昆布巻きなど海藻は一度にたくさん食べない
- 黒砂糖、メープルシロップは使わない
リンを控えるなら
- スキムミルク、チーズ、するめ、丸干し、しらす干し、ゆで大豆、アーモンドは避ける
- 乳製品、肉類のレバー、卵黄、小魚類は控える
- 加工食品は、保存料としてリン酸化合物が使われているので、なるべく食べない
- たんぱく質は摂りすぎない
- エネルギーは十分に摂る